欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、底堅さ維持

 26日の欧州外国為替市場でドル円は底堅さを維持。22時時点では156.82円と20時時点(156.81円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。植田日銀総裁が現状の円安に対する懸念を示さなかったことで円先安観が一段と広がるなか、一時156.95円まで上値を伸ばし、34年ぶりの157円台乗せが目前に迫っている。

 ユーロドルは戻りが鈍い。22時時点では1.0717ドルと20時時点(1.0728ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。3月米PCEコア・デフレーターは予想を上回るなど、米インフレ指標は概ね強い結果だったが、発表後は米10年債利回りが低下。一時的にドル売りに振れたことで1.0740ドル付近まで下げ渋る場面があった。ただ、すぐに米金利が低下幅を縮めたため1.0710ドルの本日安値まで再び下げている。

 ユーロ円は22時時点では168.05円と20時時点(168.22円)と比べて17銭程度のユーロ安水準だった。168円台前半を中心としたもみ合いが続いている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:154.99円 - 156.95円
ユーロドル:1.0710ドル - 1.0753ドル
ユーロ円:166.49円 - 168.35円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。