NYマーケットダイジェスト・9日 株高・金利低下・ドル安
(9日終値)
ドル・円相場:1ドル=155.48円(前営業日比▲0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=167.63円(△0.44円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0782ドル(△0.0034ドル)
ダウ工業株30種平均:39387.76ドル(△331.37ドル)
ナスダック総合株価指数:16346.27(△43.51)
10年物米国債利回り:4.45%(▲0.03%)
WTI原油先物6月限:1バレル=79.26ドル(△0.27ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2340.3ドル(△18.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
前週分の米新規失業保険申請件数 23.1万件 20.9万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは3日ぶりに反発。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.51%台まで上昇するとユーロ売り・ドル買いが先行し、21時前に一時1.0724ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となった。前週分の米新規失業保険申請件数が23.1万件と予想の21.5万件より弱い内容となったことや、好調な米30年債入札後を受けて米10年債利回りが4.44%台まで低下すると全般ドル売りが活発化。4時30分過ぎに一時1.0784ドルと日通し高値を更新した。
・ドル円は4日ぶりに小反落。低調な米労働指標を手掛かりに円買い・ドル売りが先行。好調な米30年債入札後に米長期金利が低下幅を拡大すると全般ドル売りが優勢となり、一時155.40円付近まで下押しした。
・ユーロ円は4日続伸。英国やドイツの株価指数が史上最高値を更新するなど、欧州株相場が底堅く推移すると円売り・ユーロ買いが先行。米国株相場の上昇も相場の支援材料となり、0時30分過ぎに一時167.75円と日通し高値を付けた。
・メキシコペソは上昇。メキシコ中銀はこの日、市場予想通り政策金利を11.00%で据え置くことを決めたものの、声明では「金融政策は引き続き引き締め的となる」と指摘し、2024年第2四半期から2025年第3四半期までのインフレ見通しを上方修正した。この結果を受けて全般ペソ買いが優勢になると、対ドルでは一時16.7757ペソと4月16日以来の高値を更新した。対円でも9.27円までペソ高に振れた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことが分かると、米利下げ観測が高まり株を買う動きが広がった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発。ただ、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など半導体株の一角には売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことが分かると、FRBが年内に利下げを実施するとの観測が高まり買いが優勢となった。米30年債入札が「堅調」と受け止められたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は続伸。中国の4月原油輸入が前年同月比で+5.45%となったことが明らかになると、世界最大の原油輸入国である中国の需要拡大への期待が高まり、買いが強まった。
・金先物相場は3日ぶりに反発。前週分の米新規失業保険申請件数が2週連続で悪化したことを受けて米利下げ観測の高まりから外国為替市場ではドル売りが進行。ドル建てで取引される金の割安感が意識された。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=155.48円(前営業日比▲0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=167.63円(△0.44円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0782ドル(△0.0034ドル)
ダウ工業株30種平均:39387.76ドル(△331.37ドル)
ナスダック総合株価指数:16346.27(△43.51)
10年物米国債利回り:4.45%(▲0.03%)
WTI原油先物6月限:1バレル=79.26ドル(△0.27ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2340.3ドル(△18.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
前週分の米新規失業保険申請件数 23.1万件 20.9万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは3日ぶりに反発。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.51%台まで上昇するとユーロ売り・ドル買いが先行し、21時前に一時1.0724ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となった。前週分の米新規失業保険申請件数が23.1万件と予想の21.5万件より弱い内容となったことや、好調な米30年債入札後を受けて米10年債利回りが4.44%台まで低下すると全般ドル売りが活発化。4時30分過ぎに一時1.0784ドルと日通し高値を更新した。
・ドル円は4日ぶりに小反落。低調な米労働指標を手掛かりに円買い・ドル売りが先行。好調な米30年債入札後に米長期金利が低下幅を拡大すると全般ドル売りが優勢となり、一時155.40円付近まで下押しした。
・ユーロ円は4日続伸。英国やドイツの株価指数が史上最高値を更新するなど、欧州株相場が底堅く推移すると円売り・ユーロ買いが先行。米国株相場の上昇も相場の支援材料となり、0時30分過ぎに一時167.75円と日通し高値を付けた。
・メキシコペソは上昇。メキシコ中銀はこの日、市場予想通り政策金利を11.00%で据え置くことを決めたものの、声明では「金融政策は引き続き引き締め的となる」と指摘し、2024年第2四半期から2025年第3四半期までのインフレ見通しを上方修正した。この結果を受けて全般ペソ買いが優勢になると、対ドルでは一時16.7757ペソと4月16日以来の高値を更新した。対円でも9.27円までペソ高に振れた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことが分かると、米利下げ観測が高まり株を買う動きが広がった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発。ただ、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など半導体株の一角には売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことが分かると、FRBが年内に利下げを実施するとの観測が高まり買いが優勢となった。米30年債入札が「堅調」と受け止められたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は続伸。中国の4月原油輸入が前年同月比で+5.45%となったことが明らかになると、世界最大の原油輸入国である中国の需要拡大への期待が高まり、買いが強まった。
・金先物相場は3日ぶりに反発。前週分の米新規失業保険申請件数が2週連続で悪化したことを受けて米利下げ観測の高まりから外国為替市場ではドル売りが進行。ドル建てで取引される金の割安感が意識された。
(中村)