欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 14日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では156.58円と20時時点(156.43円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。4月米卸売物価指数(PPI)が前月比+0.5%と発表され、予想の同比+0.3%を上回ったことで、一時156.74円まで上値を伸ばした。米10年債利回りは4.52%台まで上昇した。しかし、3月分が同比+0.2%から同比-0.1%へ下方修正されたことや、米10年債利回りが4.47%台へ低下したことで上値は限定的だった。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0803ドルと20時時点(1.0796ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。予想を上回った4月米PPIを受けて、一時1.0768ドルまで下値を広げた後、1.0810ドルまで反発した。

 ユーロ円は22時時点では169.15円と20時時点(168.88円)と比べて27銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの上昇に連れて、一時169.21円まで上値を伸ばした。

 ポンドドルは1.2565ドル、ポンド円は196.68円、豪ドル/ドルは0.6622ドル、豪ドル円は103.67円、NZドル/ドルは0.6030ドル、NZドル円は94.35円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.14円-156.74円 
ユーロドル:1.0768ドル-1.0810ドル 
ユーロ円:168.47円-169.21円



(山下)
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