米国債市場概況・14日 10年物国債利回り、4.44%に低下
14日の米国債券相場で長期ゾーンは続伸。表面利率4.375%の10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は高い)4.44%で終えた。4月米卸売物価指数(PPI)は予想を上回ったものの、3月分が下方修正されたため、物価の上振れへの過度な警戒が薄れた。指標発表直後は売りが出たものの、すぐに買い戻しが優勢となった。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はアムステルダムで行われたイベントで「インフレが落ち着くまで忍耐強くなる必要がある」と述べた一方、「次の政策変更が利上げとなる可能性は低い」との見解を繰り返した。新味に乏しい内容で債券相場の反応は限られた。
(中村)
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はアムステルダムで行われたイベントで「インフレが落ち着くまで忍耐強くなる必要がある」と述べた一方、「次の政策変更が利上げとなる可能性は低い」との見解を繰り返した。新味に乏しい内容で債券相場の反応は限られた。
(中村)