東京外国為替市場概況・12時 ドル円、重い動き

 28日の東京外国為替市場でドル円は重い動き。12時時点では156.75円とニューヨーク市場の終値(156.88円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。手掛かりは乏しいものの全般的にドルが重い動きとなり、ドル円は156.69円まで下値を探った。鈴木財務相から「今の時点は円安のもたらすマイナス面が強く懸念される」「為替市場の動向注視、必要に応じ万全の対応を行っていく」などの発言もあったが、現時点では円買いの動きが強まった感はない。

 ユーロドルは上昇。12時時点では1.0876ドルとニューヨーク市場の終値(1.0859ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。ドル売り地合いへ傾くなか、16日に1.09ドル回復を目前とした1.0895ドルを高値に頭打ちとなり、23日安値1.0805ドルまで下落した値幅を取り戻す動きが進んだ。1.0877ドルまでじり高となった。

 ユーロ円はもみ合い。12時時点では170.47円とニューヨーク市場の終値(170.34円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の重い動きと、ユーロドルの上昇に挟まれ、本日高値圏170円半ばで強い方向感なく推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.69円 - 156.95円
ユーロドル:1.0855ドル - 1.0877ドル
ユーロ円:170.28円 - 170.50円

(関口)
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