今日の株式見通し-堅調か 米長期金利が低下してダウ平均が大幅上昇

 東京市場は堅調か。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇し、ナスダックが下落した。ダウ平均は574ドル高の38686ドルで取引を終えた。FRBがインフレ指標として注目する米4月個人消費支出 (PCE) 価格指数がおおむね予想通りの結果となり、10年債利回りが低下。前の日に暴落したセールスフォースが反発したことも安心材料となり、値幅を伴った上昇となった。一方、エヌビディアなどグロース株には売られるものも散見され、ナスダックは横ばいに近いながらも下落した。ドル円は足元157円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて145円高の38635円、ドル建てが150円高の38640円で取引を終えた。

 注目の指標を確認して米国の長期金利が低下し、ダウ平均に強い動きが見られたことから、日本株にも買いが入ると予想する。ただ、ナスダックがプラスではなかったことから、ハイテクグロース株には資金が向かいづらい。今週は木曜にECB理事会、金曜 に米雇用統計の発表があり、前半は様子見姿勢が強まりやすい。プラス圏では推移できるとみるが、場中はこう着感の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38400円-38750円。
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