NY株見通し-翌日のCPIやFOMC結果を控え様子見か
今晩はもみ合いか。昨日は水曜日の米5月消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えてもみ合ってスタートしたが、メタ・プラットフォームズやエヌビディアなどのハイテク銘柄が上昇し、主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均は69.05ドル高(+0.18%)と小幅に反発したほか、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.26%高、0.35%高と3営業日ぶりに反発し、ともに終値の史上最高値を更新した。注目されたアップルの年次開発者会議はおおむね予想通りの内容となり、株価は通常取引で1.91%下落し、時間外でも0.41%下落した。
今晩の取引では翌日発表の5月CPIやFOMC結果公表を控えて様子見姿勢が一段と強まりそうだ。先週末の5月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回る増加となったことで市場の利下げ期待は一段と後退した。6月FOMCでは政策金利の据え置きが確実視されており、CMEのフェドウォッチ・ツールの利下げ確率は9月FOMCが51%、11月FOMCが65%。12月FOMCでは88%の確率で利下げが予想されているが、年内2回(0.50%)の利下げ確率は49%と1週間前の61%から大きく低下した。利下げ見通しを巡り、翌日の5月CPIとFOMCの結果に要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは5月NFIB中小企業楽観度指数など。企業決算は引け後にオラクルが発表予定。(執筆:6月11日、14:00)
今晩の取引では翌日発表の5月CPIやFOMC結果公表を控えて様子見姿勢が一段と強まりそうだ。先週末の5月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回る増加となったことで市場の利下げ期待は一段と後退した。6月FOMCでは政策金利の据え置きが確実視されており、CMEのフェドウォッチ・ツールの利下げ確率は9月FOMCが51%、11月FOMCが65%。12月FOMCでは88%の確率で利下げが予想されているが、年内2回(0.50%)の利下げ確率は49%と1週間前の61%から大きく低下した。利下げ見通しを巡り、翌日の5月CPIとFOMCの結果に要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは5月NFIB中小企業楽観度指数など。企業決算は引け後にオラクルが発表予定。(執筆:6月11日、14:00)