株式明日の戦略-あすは自律反発か、空売り比率は5月安値以来の水準・・・
あすは自律反発か、空売り比率は5月安値以来の水準、騰落レシオは4月安値以来の水準に
17日の日経平均は大幅反落。終値は712円安の38102円。安く寄り付いたあとも下値模索の展開となり、一時は下げ幅が900円に迫る場面があった。先週末の米国市場では主要3指数は高安まちまち。一方、植田日銀総裁会見がタカ派的と受け止められ、金融引き締めへの警戒が再燃した。欧州の政局不安でリスクオフの手仕舞い売りが優勢となり、半導体関連を中心に主力株が軒並み安となった。
あすの日経平均は心理的節目でもある38000円を意識して押し目買い優勢か。テクニカル面では25日移動平均線が下げに転じるなど調整が長引く兆候が出始めているが、目先は自律反発が予想される。きょうは欧州の政治リスク懸念で先物に売りが続いたが、今晩の米国市場が無風通過であれば買い戻しが意識されやすい。
17日現在、東証の空売り比率は5月30日以来の45%台まで上昇しており、当時は翌日から
反転上昇に向かった。また、プライム市場の騰落レシオ(5日)は、17日現在で66.9%まで低下した。これも日経平均が急落から安値をつけた4月19日以来の水準であり、まもなく自律反発の可能性が高いことがうかがえる。
きょうは全体的に大きく下げたが、月後半に入ったことで短期的な物色はリターンリバーサル的な動きが意識されやすい。月前半で上昇した倉庫・運輸関連、石油・石炭製品、機械、化学、電気機器などは上値が重く、逆に下げが目立った自動車を含む輸送用機器や銀行、陸運、空運、鉄鋼などが上昇しやすい。米長期金利が4.2%前後のフシまで低下したことで、金利上昇やドル高・円安に反応しやすい業種に注目する見方ができそうだ。
17日の日経平均は大幅反落。終値は712円安の38102円。安く寄り付いたあとも下値模索の展開となり、一時は下げ幅が900円に迫る場面があった。先週末の米国市場では主要3指数は高安まちまち。一方、植田日銀総裁会見がタカ派的と受け止められ、金融引き締めへの警戒が再燃した。欧州の政局不安でリスクオフの手仕舞い売りが優勢となり、半導体関連を中心に主力株が軒並み安となった。
あすの日経平均は心理的節目でもある38000円を意識して押し目買い優勢か。テクニカル面では25日移動平均線が下げに転じるなど調整が長引く兆候が出始めているが、目先は自律反発が予想される。きょうは欧州の政治リスク懸念で先物に売りが続いたが、今晩の米国市場が無風通過であれば買い戻しが意識されやすい。
17日現在、東証の空売り比率は5月30日以来の45%台まで上昇しており、当時は翌日から
反転上昇に向かった。また、プライム市場の騰落レシオ(5日)は、17日現在で66.9%まで低下した。これも日経平均が急落から安値をつけた4月19日以来の水準であり、まもなく自律反発の可能性が高いことがうかがえる。
きょうは全体的に大きく下げたが、月後半に入ったことで短期的な物色はリターンリバーサル的な動きが意識されやすい。月前半で上昇した倉庫・運輸関連、石油・石炭製品、機械、化学、電気機器などは上値が重く、逆に下げが目立った自動車を含む輸送用機器や銀行、陸運、空運、鉄鋼などが上昇しやすい。米長期金利が4.2%前後のフシまで低下したことで、金利上昇やドル高・円安に反応しやすい業種に注目する見方ができそうだ。