21日香港株=続落か、米長期金利の上昇と人民元安が重荷

 21日の香港市場は続落か。米長期金利が上昇に転じるなか、前日のNY市場でハイテク株が売られた流れを引き継ぐと予想する。長期金利の指標となる10年物国債利回りは20日、前営業日比0.04%高い4.26%で終えた。

 また、人民元の対米ドル相場の下落を背景に中国からの資本流出が警戒されそうだ。きょう朝方のオフショア市場(中国本土以外の市場)で人民元(CNH)は1米ドル=7.29元付近で推移し、およそ7カ月ぶりの安値水準にある。中国人民銀行(中央銀行)が緩和的な金融政策姿勢を維持するとの見方は根強いとみられる。

 休場明け20日のNY株式相場は、ダウ平均が3営業日続伸。出遅れ銘柄に買いが入った。半面、半導体株が利益確定売りに押され、ハイテク株主体のナスダック総合は8営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のアリババ集団(09988)とテンセント(00700)、金融株のAIAグループ(01299)と中国建設銀行(00939)、中国スマートフォン大手の小米集団(01810)が香港終値を下回って終えた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。