カナダドル円、114円台後半で推移 この後のカナダ小売に注目

 カナダドル円は114.85円前後で推移。本日は買いが先行して15時前に115.18円まで上昇するも、欧州序盤のリスク回避の動きで114.52円まで失速。もっとも、東京市場に続いて114.50円レベルでの底堅さを確認すると、足元では114円台後半まで回復している。

 この後はカナダで複数の指標が発表されるが、その中でも5月小売売上高に注目したい。市場予想は前月比-0.6%と前回+0.7%からの大幅低下が見込まれている。来週のカナダ中銀(BOC)会合について、金利先物市場では0.25%の利下げをほぼ織り込み済み。予想よりも弱い結果となれば利下げ観測の高まりと共にカナダドルに売り圧力が掛かることも考えられる。


(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。