株式明日の戦略-4桁安で38000円割れ、あすはタイミーが新規上場
25日の日経平均は大幅に7日続落。終値は1285円安の37869円。24日の米国市場では、グロース株が総崩れとなってナスダックが3%を超える下落となった。為替市場で円高が一段と進行したことも警戒材料となり、寄り付きから大きく水準を切り下げた。600円超下げて始まり、開始早々には下げ幅を4桁に拡大。10時台には節目の38000円を割り込んだ。前場は3桁の下落で終えたものの、後場に入ってからも売りは止まらず、再び下げ幅を4桁に広げた。終盤にかけてはダメ押しの下げに見舞われ、37800円台に突入。1300円超下げる場面もあり、安値圏で取引を終えた。
下落率は3.3%となり、下落率、下落幅ともに今年のワーストを更新した。TOPIXも日経平均と似たような動きとなって3.0%安。グロース250指数は下落はしたものの、場中に下げ幅を広げた日経平均やTOPIXとは動きが異なり、1.2%安と相対的に値を保った。
東証プライムの売買代金は概算で5兆2000億円。派手な下げとなる中で商いは膨らんだ。業種別では空運、陸運、水産・農林の3業種が上昇。電気機器、証券・商品先物、保険などの下げが大きかった。3Dインベストメント・パートナーズから普通株式の非公開化に関する提案を受領したと発表した東北新社<2329.T>がストップ高。反面、通期の利益見通しを引き下げた日産自動車<7201.T>が、後場に入って急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり277/値下がり1326。円高進行で内需株が見直される中、100円ショップを展開するキャンドゥが7.1%高。セリアやワッツなども上昇した。空運大手のJALとANAが逆行高。山崎製パンやカルビーなど食品株の一角に強い動きが見られた。1:5の株式分割を発表したオービックが大幅上昇。オアシスマネジメントが大株主に浮上したことが判明した小林製薬が買いを集めた。
一方、東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコ、レーザーテックなど半導体株が軒並み大幅安。車載向け半導体に強みを持つルネサスは、減益決算が強い失望となってストップ安をつける場面があった。米株変調や傘下アームの株価急落が嫌気されたソフトバンクGが9.4%安。三菱重工や川崎重工など重工大手の下げが目立った。年初から非常に強い動きが続いていた日立が9.4%安と大きく値を崩した。
日経平均は4桁の下落。寄り付きから39000円を大きく下回ったことで、戦意喪失状態に陥った。この下げ自体は長い目で見れば終わりの始まりではなく、利益確定売りの一環なのかもしれない。ただ、そうであったとしても、崩れ方が急すぎる。仮に来週の日銀会合やFOMCで反発したとしても、しばらく悪い影響が残りそうだ。
まずは、本日の米国株、特にナスダックの動向が注目される。米ハイテク株への売りが続いた場合には、日本のハイテク株ももう一段売られることになるだろう。円高に勢いがついており、日銀会合やFOMCを通過するまではそれが止まりそうにない点がやっかいだ。取引時間中にも円高が進むことで外需には押し目買いを入れづらくなっている。日経平均はきょうのようにギャップダウンで始まった場合には、売りが売りを呼ぶ流れとなりやすい点に注意を要する。
きょうは日経平均やTOPIXに比べるとグロース250指数は落ち着いていた。大型株が手がけづらく、為替が円高に振れるなら、新興銘柄は資金の受け皿になり得る。大型グロース株が強かった際にも新興グロースにはそこまで流れが来ておらず、その分、過熱感は乏しい。あすはグロース市場にスキマバイトサービスを運営するタイミーが新規上場する。テレビCMなどで知名度は高く、今の時流に合った人材サービスを提供している。この銘柄が強ければ新興市場から投資家のセンチメントが回復する展開も期待できそうではあるだけに、初日の値動きに注目したい。
下落率は3.3%となり、下落率、下落幅ともに今年のワーストを更新した。TOPIXも日経平均と似たような動きとなって3.0%安。グロース250指数は下落はしたものの、場中に下げ幅を広げた日経平均やTOPIXとは動きが異なり、1.2%安と相対的に値を保った。
東証プライムの売買代金は概算で5兆2000億円。派手な下げとなる中で商いは膨らんだ。業種別では空運、陸運、水産・農林の3業種が上昇。電気機器、証券・商品先物、保険などの下げが大きかった。3Dインベストメント・パートナーズから普通株式の非公開化に関する提案を受領したと発表した東北新社<2329.T>がストップ高。反面、通期の利益見通しを引き下げた日産自動車<7201.T>が、後場に入って急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり277/値下がり1326。円高進行で内需株が見直される中、100円ショップを展開するキャンドゥが7.1%高。セリアやワッツなども上昇した。空運大手のJALとANAが逆行高。山崎製パンやカルビーなど食品株の一角に強い動きが見られた。1:5の株式分割を発表したオービックが大幅上昇。オアシスマネジメントが大株主に浮上したことが判明した小林製薬が買いを集めた。
一方、東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコ、レーザーテックなど半導体株が軒並み大幅安。車載向け半導体に強みを持つルネサスは、減益決算が強い失望となってストップ安をつける場面があった。米株変調や傘下アームの株価急落が嫌気されたソフトバンクGが9.4%安。三菱重工や川崎重工など重工大手の下げが目立った。年初から非常に強い動きが続いていた日立が9.4%安と大きく値を崩した。
日経平均は4桁の下落。寄り付きから39000円を大きく下回ったことで、戦意喪失状態に陥った。この下げ自体は長い目で見れば終わりの始まりではなく、利益確定売りの一環なのかもしれない。ただ、そうであったとしても、崩れ方が急すぎる。仮に来週の日銀会合やFOMCで反発したとしても、しばらく悪い影響が残りそうだ。
まずは、本日の米国株、特にナスダックの動向が注目される。米ハイテク株への売りが続いた場合には、日本のハイテク株ももう一段売られることになるだろう。円高に勢いがついており、日銀会合やFOMCを通過するまではそれが止まりそうにない点がやっかいだ。取引時間中にも円高が進むことで外需には押し目買いを入れづらくなっている。日経平均はきょうのようにギャップダウンで始まった場合には、売りが売りを呼ぶ流れとなりやすい点に注意を要する。
きょうは日経平均やTOPIXに比べるとグロース250指数は落ち着いていた。大型株が手がけづらく、為替が円高に振れるなら、新興銘柄は資金の受け皿になり得る。大型グロース株が強かった際にも新興グロースにはそこまで流れが来ておらず、その分、過熱感は乏しい。あすはグロース市場にスキマバイトサービスを運営するタイミーが新規上場する。テレビCMなどで知名度は高く、今の時流に合った人材サービスを提供している。この銘柄が強ければ新興市場から投資家のセンチメントが回復する展開も期待できそうではあるだけに、初日の値動きに注目したい。