ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、売り優勢

 30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は売り優勢。2時時点では153.23円と24時時点(154.60円)と比べて1円37銭程度のドル安水準だった。NHKの報道をきっかけに日銀の追加利上げ観測が高まり、円が全面高となった。米10年債利回りが4.12%台まで低下幅を拡大したことも相場の重しとなり、アジア時間につけた安値の153.62円を下抜けて一時153.08円まで下押しした。

 ユーロ円も売り優勢。2時時点では165.70円と24時時点(167.04円)と比べて1円34銭程度のユーロ安水準だった。日銀の追加利上げ観測が材料視されたほか、ナスダック総合が2%超下落するなど米国株のさえない動きもリスク回避目的の円買いを促した。2時過ぎには一時165.55円まで下押し。他のクロス円も軒並み安となり、ポンド円は196.47円、カナダドル円は110.56円まで下落したほか、メキシコペソ円は8.15円まで年初来の安値を更新した。

 ユーロドルは小高い。2時時点では1.0814ドルと24時時点(1.0805ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下などを背景に1.0810ドルまでやや下値を切り上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.08円 - 155.22円
ユーロドル:1.0798ドル - 1.0836ドル
ユーロ円:165.55円 - 167.95円

(岩間)
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