ニューヨーク外国為替市場概況・26日 ドル円、反落
26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は153.76円と前営業日NY終値(153.94円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。時間外のダウ先物や欧州株相場の上昇を背景に投資家のリスク回避姿勢が和らぐと円売り・ドル買いが先行。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.26%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、20時30分前に一時154.74円と日通し高値を付けた。
ただ、米商務省が発表した6月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)がおおむね市場予想通りの結果となり、インフレの鈍化が示されると米利下げ観測が高まった。米10年債利回りが4.18%台まで低下すると一転円買い・ドル売りが優勢となり、23時30分前に一時153.15円と日通し安値を更新した。30-31日の日銀金融政策決定会合を前に、日銀の政策正常化への思惑が高まる中、全般円買いが入りやすい面もあった。
ユーロ円は小反落。終値は166.93円と前営業日NY終値(166.95円)と比べて2銭程度のユーロ安水準。21時前に一時168.01円と本日高値を付けたものの、買い一巡後は上値が重くなった。日銀による追加利上げ観測が高まる中、円買い・ユーロ売りが優勢になると23時30分前に一時166.36円と日通し安値を付けた。その後の戻りも167.14円付近にとどまった。
ユーロドルは小幅ながら続伸。終値は1.0856ドルと前営業日NY終値(1.0846ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。日本時間夕刻に一時1.0842ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0828ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米インフレの鈍化を示す米経済指標を受けて米長期金利が低下したことも相場の支援材料となり、一時1.0868ドルと日通し高値を付けた。ただ、前日の高値1.0870ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
本日の参考レンジ
ドル円:153.15円 - 154.74円
ユーロドル:1.0842ドル - 1.0868ドル
ユーロ円:166.36円 - 168.01円
(中村)
ただ、米商務省が発表した6月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)がおおむね市場予想通りの結果となり、インフレの鈍化が示されると米利下げ観測が高まった。米10年債利回りが4.18%台まで低下すると一転円買い・ドル売りが優勢となり、23時30分前に一時153.15円と日通し安値を更新した。30-31日の日銀金融政策決定会合を前に、日銀の政策正常化への思惑が高まる中、全般円買いが入りやすい面もあった。
ユーロ円は小反落。終値は166.93円と前営業日NY終値(166.95円)と比べて2銭程度のユーロ安水準。21時前に一時168.01円と本日高値を付けたものの、買い一巡後は上値が重くなった。日銀による追加利上げ観測が高まる中、円買い・ユーロ売りが優勢になると23時30分前に一時166.36円と日通し安値を付けた。その後の戻りも167.14円付近にとどまった。
ユーロドルは小幅ながら続伸。終値は1.0856ドルと前営業日NY終値(1.0846ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。日本時間夕刻に一時1.0842ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0828ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米インフレの鈍化を示す米経済指標を受けて米長期金利が低下したことも相場の支援材料となり、一時1.0868ドルと日通し高値を付けた。ただ、前日の高値1.0870ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
本日の参考レンジ
ドル円:153.15円 - 154.74円
ユーロドル:1.0842ドル - 1.0868ドル
ユーロ円:166.36円 - 168.01円
(中村)