ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では153.50円と22時時点(154.21円)と比べて71銭程度のドル安水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.18%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。23時30分前に一時153.15円と日通し安値を更新した。なお、23時発表の7月米ミシガン大学消費者態度指数確報値は66.4と予想の66.0を上回ったものの、相場の反応は限られた。

 ユーロ円はさえない。24時時点では166.63円と22時時点(167.49円)と比べて86銭程度のユーロ安水準。30-31日の日銀金融政策決定会合を前に、日銀の政策正常化への思惑が高まる中、円買い・ユーロ売りが入りやすい地合いとなった。23時30分前に一時166.36円と日通し安値を更新した。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0856ドルと22時時点(1.0860ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0868ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0870ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ユーロ円の下落につれたユーロ売り・ドル買いも出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.15円 - 154.74円
ユーロドル:1.0842ドル - 1.0868ドル
ユーロ円:166.36円 - 168.01円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。