ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、買い戻し一服

 25日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻しが一服。24時時点では153.64円と22時時点(153.50円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。4-6月期米国内総生産(GDP)速報値が予想を上回ったことをきっかけにショートカバーが優勢になると一時154.19円と日通し高値を付けたものの、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。米長期金利が再び低下したほか、日経平均先物が下落に転じたことも相場の重し。23時過ぎには153.23円付近まで下押しした。

 ユーロドルは下値が堅い。24時時点では1.0854ドルと22時時点(1.0850ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。米経済指標の上振れをきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0830ドル付近まで値を下げたものの、日本時間夕刻に付けた日通し安値1.0828ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢となった。米長期金利が再び低下したことも相場を下支えした。

 ユーロ円は24時時点では166.77円と22時時点(166.54円)と比べて23銭程度のユーロ高水準。22時30分前に一時167.24円と本日高値を付けたものの、買い戻しが一巡するとやや上値が重くなった。ドル円につれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.94円 - 154.19円
ユーロドル:1.0828ドル - 1.0859ドル
ユーロ円:164.83円 - 167.24円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。