今日の株式見通し-一進一退か パウエルFRB議長は9月の利下げを示唆
東京市場は一進一退か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は462ドル高の41175ドルで取引を終えた。パウエルFRB議長がジャクソンホール会議で「政策を調整すべき時が来た」と言及。9月の利下げに対する織り込みが一段と進んだことで10年債利回りは低下し、株式には資金が向かった。ドル円はドル安・円高が進行し、足元では144円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて80円安の38330円、ドル建てが45円安の38365円で取引を終えた。
米国株は上昇した一方、為替は円高に振れており、日本株は強弱感が交錯すると予想する。米国ではエヌビディアなど半導体株が強い動きを見せた。また、中小型株で構成されるラッセル2000指数も大きく上昇しており、グロース株にはパウエル発言を好感した買いが入ると見込まれる。一方、自動車関連には円高が、金融株には米金利低下がそれぞれ逆風となる。物色に濃淡がつくと思われるだけに、米国株ほどの強い動きは期待しづらい。CME225先物は横ばい圏からのスタートを示唆しており、マイナス圏に沈む場面もあるかもしれない。場中は為替をにらみながら、方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは38200円-38550円。
米国株は上昇した一方、為替は円高に振れており、日本株は強弱感が交錯すると予想する。米国ではエヌビディアなど半導体株が強い動きを見せた。また、中小型株で構成されるラッセル2000指数も大きく上昇しており、グロース株にはパウエル発言を好感した買いが入ると見込まれる。一方、自動車関連には円高が、金融株には米金利低下がそれぞれ逆風となる。物色に濃淡がつくと思われるだけに、米国株ほどの強い動きは期待しづらい。CME225先物は横ばい圏からのスタートを示唆しており、マイナス圏に沈む場面もあるかもしれない。場中は為替をにらみながら、方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは38200円-38550円。