東京外国為替市場概況・17時 ドル円 下げ渋る

 19日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋る。17時時点では142.51円と15時時点(142.55円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。時間外の米長期金利の低下も重しに東京タイムでの上げ幅を全部吐き出し、一時142.04円近辺まで押し戻されたが、大台割れを回避すると142円半ばに持ち直した。昨日に米金融政策イベントを通過したが、明日に日銀の金融政策決定会合と植田日銀総裁の会見を控え、ドル円は神経質な動きが続いている。

 ユーロドルはしっかり。17時時点では1.1145ドルと15時時点(1.1131ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。全般ドル売りが優勢となるなか1.1153ドルまで上値を伸ばした。今晩に英中銀の政策金利発表を控え、ポンドドルは1.3259ドルまで強含み、豪ドル/ドルは前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表後に付けた高値0.6820米ドルを上抜けて0.6830ドルまで上昇した。
 
 ユーロ円は17時時点では158.84円と15時時点(158.68円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の失速につれて158円前半まで下押しする場面もあったが、ドル円の下げ渋りとユーロドルの上昇を支えに158円後半に持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.89円 - 143.95円
ユーロドル:1.1069ドル - 1.1153ドル
ユーロ円:157.78円 - 159.42円


(金)
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