2日香港株=軟調な相場か、中東情勢リスクが重荷

 休場明け2日の香港市場は軟調な相場か。中東の地政学的な緊張感が高まっており、運用リスクを回避する動きが相場の重荷となるだろう。イランが1日にイスラエルに向けてミサイルを発射し、イスラエル軍報道官が反撃を示唆したと伝わった。一方、原油先物相場が上昇したことで、関連銘柄が物色されそうだ。

 ハンセン指数は前週に5日続伸し、約1年7カ月ぶりの高値圏にあるだけに、利益を確定する売りが出やすい。また、週内に9月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数や米雇用統計が発表される。米国の金融政策や景気の見通しを探る上で、経済指標を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えそうだ。

 1日のNY株式相場はダウ平均が4営業日ぶりに反落。ハイテク株主体のナスダック総合も反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、美団(03690)、JDドットコム(09618)、不動産株の華潤置地(01109)、金融株のAIAグループ(01299)と中国建設銀行(00939)などが香港終値を下回って引けた。
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