今日の株式見通し-しっかりか 米国株は下落も円安基調は継続

 東京市場はしっかりか。米国株は下落。ダウ平均は184ドル安の42011ドルで取引を終えた。中東情勢に対する警戒感が強く、終日軟調に推移した。エヌビディアが3%超上昇するなど半導体株の一角には買いが入っており、ナスダックは横ばいに近い下落にとどまった。ドル円は足元146円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて25円高の38625円、ドル建てが210円高の38810円で取引を終えた。

 米国株は下落したが、エヌビディアの大幅高を受けて国内半導体株には好影響が見込まれる。また、円安基調が継続している点も日本株には支援材料となる。米国で9月ISM非製造業PMIが市場予想を上回ったことがドル買いを促した。CME225先物はプラススタートを示唆しており、米国株安はそれほどネガティブ視されないだろう。本日は米9月雇用統計の発表日で、高く始まったとしても上値追いには慎重になるとみる。一方、雇用統計の結果次第では一段と円安が進む可能性もあるだけに、売り急ぎが抑制されて下値は堅いと予想する。日経平均の予想レンジは38450円-38850円。
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