東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

 12日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では153.61円と12時時点(153.80円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。日経平均株価が前場の330円超の上昇から一転して、390円超下落したことで、一時153.41円まで下値を広げた。

 トランプ次期政権の国務長官に対中強硬派のルビオ上院議員を起用との報道などで、第2次米中貿易戦争への警戒感が高まりつつあり、ドル/人民元(CNH)は、8月2日以来となる7.2505元まで元安に推移した。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.0639ドルと12時時点(1.0643ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。ポジション調整の売りで、一時1.0638ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は弱含み。15時時点では163.42円と12時時点(163.70円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。後場の日経平均株価が390円超下げ幅を拡大したことで、一時163.25円まで下値を広げた。
 また、クロス円は全面安となり、豪ドル円は100.50円、NZドル円は91.36円、ポンド円は196.96円まで外貨安・円高に推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.41円 - 154.06円
ユーロドル:1.0638ドル - 1.0663ドル
ユーロ円:163.25円 - 164.03円

(山下)
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