ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、急落

 21日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは急落。2時時点では1.0474ドルと24時時点(1.0535ドル)と比べて0.0061ドル程度のユーロ安水準だった。「ユーロ圏経済の先行き懸念から欧州中央銀行(ECB)が12月に追加利下げを決めるとの見方が根強く、ユーロ売りが出やすい地合いだ」との声が聞かれる中、昨日安値1.0507ドルや14日安値1.0497ドルを割り込んで下振れ。1.0472ドルまで年初来安値を更新した。

 ドル円は持ち直す。2時時点では154.65円と24時時点(154.10円)と比べて55銭程度のドル高水準だった。寄り付き後いったんマイナスへ転じたダウ平均が400ドル以上の上昇となるなど米株が底堅さを示し、リスク・オフの円買いが後退。米10年債利回りが4.37%台まで低下したところから4.42%台まで上昇したことも後押しに、154.66円前後まで戻した。

 ユーロ円は軟調。2時時点では161.99円と24時時点(162.34円)と比べて35銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが年初来安値を更新する動きが重しとなり、161.88円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.91円 - 155.45円
ユーロドル:1.0472ドル - 1.0555ドル
ユーロ円:161.88円 - 163.88円

(関口)
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