今日の株式見通し=軟調か 米国株安や一段の円高進行が逆風

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は138ドル安の44722ドルで取引を終えた。感謝祭の休場を前に利益確定売りが優勢となった。為替市場では一段と円高が進行しており、ドル円は足元151円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて290円安の37810円、ドル建てが275円安の37825円で取引を終えた。

 米国株安と円高を嫌気した売りに押されると予想する。トランプ氏のSNS発信以降、円高に勢いがついている。26日、27日の日本株は円高に神経質な反応を示しており、特に外需株が敬遠されることになると思われる。本日の米国株は感謝祭により休場で、あす29日は手掛かり難が予想される。反転期待は高まりづらく、見切り売りは出やすい。75日線(38117円、27日時点)を大きく下回るスタートが想定され、テクニカル的にも目先の方向は下との見方が強まる。安く始まり、場中も下値模索が続くだろう。日経平均の予想レンジは37500円-38050円。

(小針)
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