米国債市場概況・4日 10年物国債利回り、4.18%に低下

 4日の米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発。表面利率4.250%の10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は高い)4.18%で終えた。時間外では欧州債の下落につれたほか、ムサレム米セントルイス連銀総裁のタカ派的な見解が伝わると利回りは一時4.27%台まで上昇した。ただ、11月米ISM非製造業景況指数が悪化すると一転して買い戻しの動きとなった。なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は討論会で景気判断に対して強気な発言をした一方で、今後の金融政策については慎重な姿勢を示した。

(越後)
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