円売り優勢、日銀の利上げ観測後退や仏リスクプレミアム低下も背景か

 円は売り優勢。ドル円は150.66円付近まで水準を切り上げているほか、ユーロ円は159.20円、豪ドル円は97.05円、NZドル円は88.37円、カナダドル円は107.35円まで上昇している。
 背景としては、OIS市場で12月利上げ確率が30%台と抑えられており、早期利上げ観測が依然として後退していることが1つ。そして仏政局を巡る不透明感がいったん落ち着き、フランス国債の保有に投資家が求めるプレミアムが低下していることが投資家心理の改善につながり、リスクオンの円売りを促している面もあるか。

(越後)
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