今日の株式見通し=堅調か 米国では12月利下げ期待が高まりナスダックが大幅高

 東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は99ドル安の44148ドルで取引を終えた。11月消費者物価指数(CPI)が市場予想並みの結果となり、FRBが12月に利下げを実施するとの見方が強まった。これを受けてハイテクグロース株に資金が向かい、テスラ、アルファベット、エヌビディアなどが大幅高。一方、ヘルスケア系の銘柄には大きく売られるものもあり、ダウ平均はプラス圏とマイナス圏を行き来して下落で終えた。利下げ期待が高まる中でも米10年債利回りは上昇しており、ドル円は足元152円40銭近辺と大きく円安(ドル高)に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて655円高の40065円、ドル建てが660円高の40070円で取引を終えた。

 ナスダックは1.8%高と大きく上昇しており、初めて20000ポイントを上回った。日本株も米グロース株高や円安進行を好感して、大きく水準を切り上げる展開を予想する。CME225先物からは40000円が意識される。節目に乗せるようなら到達感から売りは出てくると思われるが、年末株高への期待が高まる中、新たな買いも入りやすい。米国同様にグロース株がけん引役となり、場中は楽観ムードの強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは39800円-40200円。
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