米国債市場概況・12日 10年物国債利回り、4.33%に上昇

 12日の米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。表面利率4.250%の10年物国債利回りは前営業日比0.06%高い(価格は安い)4.33%で終えた。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことを受けて買いが先行したものの、同時に発表された11月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ると次第に売りが優勢に。30年債入札が「低調」と受け止められたことも相場の重しとなり、利回りは一時4.3356%前後と11月25日以来の高水準を付けた。

(中村)
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