東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強引に買い上げ

 25日の東京外国為替市場でドル円は強引に買い上げられる。10時時点では157.25円とニューヨーク市場の終値(157.19円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。東京仲値の値決めにかけて、流動性が悪い中で一部大手邦銀が強引に買い上げ157.34円まで強含んだ。ただ、仲値通過後はすぐに上値が抑えられた。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0405ドルとニューヨーク市場の終値(1.0398ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。東京仲値の値決めにかけてはユーロ円が不足だったこともあり、ユーロドルは東京勢がフロントランニングで買いから始まった。仲値の値決め時には1.0411ドルまで買われ小高く推移。

 ユーロ円は強含み。10時時点では163.62円とニューヨーク市場の終値(163.40円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。大手邦銀がユーロ円でも不足になると163.74円まで強含んだが、ドル円同様に仲値後は買いの勢いは弱まった。なお、上昇して始まった日経平均はすぐにマイナス圏に沈んだが、クロス円の売りにはつながっていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.08円 - 157.34円
ユーロドル:1.0396ドル - 1.0411ドル
ユーロ円:163.26円 - 163.74円


(松井)
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