米長期金利のここからの上昇は限定的と予想~みずほ
みずほ証券では米国の長期金利に関して、ここからの上昇は限定的と考えている。24年12月のFOMCにおける参加者の政策金利長期見通しは3.00%である一方、長期金利と連動性がある市場の3年先政策金利予想は足元4.29%と、現状の政策金利上限である4.50%からあと1回程度の利下げを織り込んだ水準にある。市場の利下げペースの鈍化観測はやや行き過ぎの可能性もあるとみずほでは指摘。FRBの利下げペース鈍化観測の巻き戻しに加えて、トランプ政権の政策の先行き不透明感の緩和により、米長期金利は25年春頃にかけて緩やかにピークアウトすると予想している。