NY株見通し-引き続き堅調か 決算発表はJ&J、GEベルノバ、P&Gなど

 今晩は堅調持続か。昨日はトランプ政権の関税政策が当初警戒されたほど厳しいものではないとの見方から安心感が広がった。スリーエムなどの決算発表が総じて良好だったことも追い風となった。ダウ平均は537.98ドル高(+1.24%)の44025.81ドルで終了し、12月11日以来の44000ドル台回復となった。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.88%高、0.64%高で終了し、主要3指数がそろって2営業日続伸した。引け後の動きでは、ネットフリックスが時間外で14%高と急伸。予想を上回る決算や有料会員数が3億人を突破したこと、2025年の売上高見通しを引き上げたことが好感された。ユナイテッド・エアラインズも決算が予想を上回り、時間外で3%超上昇。オラクルはオープンAIやソフトバンク・グループなどと共同でAIインフラに5000億ドル以上を投資するとの発表が好感され時間外で4%超上昇した。

 今晩は引き続き堅調か。トランプ政権が中国にも10%の追加関税を検討すると発表するなど関税によるインフレ高進が懸念されるものの、関税が当初恐れられたほど過激なものでないことが引き続き安心感につながることが期待されるほか、ネットフリックスやオラクルなどの大幅高が見込まれることも追い風となりそうだ。決算発表は寄り前にトラベラーズ、ジョンソン&ジョンソン(J&J)、GEベルノバ、プロクター&ギャンブル(P&G)、ハリバートンなどが発表予定で、決算やガイダンスに要注目となる。

 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、12月景気先行指数、米20年債入札など。決算発表は寄り前にラス・ベガス・サンズ、トラベラーズ、ジョンソン&ジョンソン(J&J)、GEベルノバ、プロクター&ギャンブル(P&G)、ハリバートン、引け後にキンダーモーガン、クラウン・キャッスルなどが発表予定。(執筆:1月22日、14:00)
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