米国債市場概況・13日 10年物国債利回り、4.53%に低下
13日の米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発。表面利率4.625%の10年物国債利回りは前営業日比0.09%低い(価格は高い)4.53%で終えた。1月米卸売物価指数(PPI)は予想よりも強い内容となったものの、「米連邦準備理事会(FRB)が重視する米個人消費支出(PCE)物価指数に反映される項目が控えめの数字だった」との見方から債券買いにつながった。トランプ米大統領が「相互関税」導入の大統領令に署名したことについては、関税の即時発動が見送られたため、インフレを巡る過度な懸念が後退。相場の支援材料となった。
(中村)
(中村)