欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 5日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では149.53円と20時時点(149.34円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが一時4.21%台まで低下したほか、米国はウクライナとの情報共有を打ち切った、とのフィナンシャルタイムズ紙報道を受けて、149.16円前後まで弱含みに推移した。しかし、ウクライナ当局者が「米国との情報共有は依然続いている」と報道を否定したことや、ウォルツ米大統領補佐官が「トランプ大統領は交渉が確定すればウクライナ支援の一時停止を解除」と述べたことなどで、149.59円前後まで反発した。

 ユーロドルは伸び悩み。22時時点では1.0696ドルと20時時点(1.0697ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りの低下、ドイツ10年国債利回りの2.73%台までの上昇を背景に、1.0713ドル前後まで堅調に推移したものの、上値は限定的だった。

 ユーロ円は22時時点では159.95円と20時時点(159.75円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて、160.05円前後まで強含みに推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.10円 - 150.18円
ユーロドル:1.0602ドル - 1.0722ドル
ユーロ円:158.74円 - 160.17円

(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。