ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 19日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では149.87円と22時時点(149.80円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが優勢になると、一時150.15円と5日以来の高値を付けた。米国株相場が反発したことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が和らいだことも相場の支援材料。
 ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控える中、一本調子で上昇する展開にはならなかった。150円台では戻り売りなども出やすかった。

 ユーロドルは小安い。24時時点では1.0884ドルと22時時点(1.0901ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇が相場の重し。ただ、FOMC結果公表を控えているため、比較的狭いレンジ取引となっている。
 なお、市場では「公表されるFOMCメンバーのFF金利予想(ドット・プロット)や、会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見に注目が集まる」との声が聞かれた。

 ユーロ円は24時時点では163.14円と22時時点(163.32円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。米重要イベントを前に様子見ムードが強く狭い範囲内での推移にとどまった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.14円 - 150.15円
ユーロドル:1.0874ドル - 1.0947ドル
ユーロ円:162.20円 - 163.88円


(中村)
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