米関税ショック前に回復の兆し-ECB調査でユーロ圏企業に慎重な楽観
欧州中央銀行(ECB)の調査によると、ユーロ圏企業は3月末時点で産業需要や建設分野を中心に回復の兆しを感じているという。雇用や投資にも慎重ながら前向きな見通しが広がっていたが、この調査は米国による新たな関税発表前に実施されたもの。企業は効率化を重視しつつも、今後の政策ショックに警戒感を持っており、投資計画の見直しには至っていなかった。ただ、ECBは米国の貿易摩擦が成長の下振れリスクとなると警告している。
(越後)
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