東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 29日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では142.38円とニューヨーク市場の終値(142.01円)と比べて37銭程度のドル高水準だった。手掛かり材料に乏しいなか、昨日急ピッチで進んだドル安に対する調整が継続し、一時142.44円まで値を上げている。

 カナダドル円は一進一退。接戦が予想されていたカナダ総選挙で「与党・自由党が勝利見通し」との報道が伝わるとカナダドル高が進行。対ドルでは1.3809カナダドル、対円では103.01円まで一時上昇した。もっとも、買いも続かず一巡後は1.3848カナダドル、102.80円台までカナダドルは反落している。

 ユーロドルは戻りが鈍い。12時時点では1.1398ドルとニューヨーク市場の終値(1.1420ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。ポジション調整のドル買い戻しが強まった影響から1.1388ドルまで下げ、その後の反発力も弱い。

 ユーロ円は12時時点では162.27円とニューヨーク市場の終値(162.24円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.00円 - 142.44円
ユーロドル:1.1388ドル - 1.1422ドル
ユーロ円:162.03円 - 162.36円

(越後)
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