東京マーケットダイジェスト・1日 円安・株高・債券高

ドル円:1ドル=144.05円(前営業日NY終値比△0.98円)
ユーロ円:1ユーロ=162.79円(△0.78円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1299ドル(▲0.0029ドル)
日経平均株価:36452.30円(前営業日比△406.92円)
東証株価指数(TOPIX):2679.44(△12.15)
債券先物6月物:141.17円(△0.52円)
新発10年物国債利回り:1.270%(▲0.040%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
       <発表値>  <前回発表値> 
日銀金融政策決定会合(日銀金融市場調節目標)
政策金利    0.50%      0.50%
4月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯)
        31.2       34.1

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は堅調。朝方から143.00円を挟んだ水準で底堅く推移していたが、日銀金融政策決定会合の結果公表後に買いが強まった。日銀は政策金利を予想通りに0.50%で据え置いたが、同時に公表した4月の展望レポートで経済成長率や物価見通しを前回(1月)から下方修正した。日銀が早期の利上げには動かないとの見方から円売りが進み、一時144.29円まで値を上げた。

・ユーロ円も堅調。日銀の金融政策公表後に円売りが強まった流れに沿って、一時163.17円まで上値を伸ばした。

・ユーロドルは弱含み。対円や対豪ドルなどでユーロ売りが進んだ影響を受けた。14時30分過ぎには1.1288ドルまで下押す場面も見られた。

・日経平均株価は6日続伸。前日のダウ平均とS&P500の上昇を好感した買いが先行した。日銀がこの日公表した展望レポートで経済・物価見通しを引き下げたため、追加利上げが遠のいたとの思惑が広がったことも相場を下支え。指数は500円近く上昇する場面もあった。

・債券先物相場は3日続伸。日銀の早期利上げ観測が後退したことを受けて債券買いが進んだ。新発10年物国債利回りは一時1.260%まで低下した。

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。