ドル円 144円割れ、トランプ発言で米中通商合意への期待感が後退か

 ドル円は144.00円を割り込み、143.97円まで下げ幅を拡大している。先週末は、中国商務省報道官が、米国との通商協議の可能性を検討している、と述べ、「中国が米国との交渉でフェンタニルに関する提案を用意している」と報じられたことで、米中通商合意への期待感が高まっていた。しかし、本日は、トランプ米大統領が「中国に関する最優先事項は公正な取引を確保すること」と述べつつも、「中国は米国を食い物にしている」と述べたことで、中国側が求めていた「誠意」が示されなった。本日のドル売りを主導している台湾ドルは、29.537TWDまでドル安・台湾ドル高に推移した。

(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。