ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では142.85円と22時時点(142.51円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。ダウ平均が一時450ドル超下落するなど、米国株相場が軟調に推移するとリスク回避の円買い・ドル売りが先行。23時前に一時142.36円と日通し安値を更新した。
 ただ、4月30日の安値142.17円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。ダウ平均が130ドル安程度まで下げ幅を縮めたことも相場を下支えした。

 ユーロドルは24時時点では1.1340ドルと22時時点(1.1340ドル)とほぼ同水準だったが、23時30分前に一時1.1369ドルと日通し高値を付けた。ドイツ議会の第2回首相指名投票で「キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)」のメルツ氏が首相に選出されると、独政局不安が後退しユーロ買いで反応した。

 ユーロ円は下値が堅い。24時時点では162.01円と22時時点(161.61円)と比べて40銭程度のユーロ高水準。22時過ぎに一時161.60円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ドル円の下げ渋りにつれた買いが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.36円 - 144.28円
ユーロドル:1.1280ドル - 1.1369ドル
ユーロ円:161.60円 - 162.95円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。