東京外国為替市場概況・12時 ドル円 下値を広げる

 21日の東京外国為替市場でドル円は下値を広げる動き。12時時点では143.86円とニューヨーク市場の終値(144.51円)と比べて65銭程度のドル安水準だった。143.85円まで下押し、8日以来の144円割れとなった。日米協議への警戒感で先週後半から円買い圧力が続くなか、本日の東京タイムではドル売りがドル円の下げを後押している。中東情勢の緊迫化懸念も重し。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.1322ドルとニューヨーク市場の終値(1.1283ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ高水準だった。緩やかながらドル売りが継続し1.1326ドルまでレンジ上限を広げ、目先のレジスタンスとして意識されていた日足一目均衡表・基準線(1.1319ドル)を上抜けた。

 ユーロ円は12時時点では162.87円とニューヨーク市場の終値(163.05円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ドル主導の動きが続き、163円を挟んで小幅の振幅に始終した。日経平均も小安い水準で下げ渋り、手がかりとはなっていない。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.85円 - 144.61円
ユーロドル:1.1281ドル - 1.1326ドル
ユーロ円:162.70円 - 163.12円

(金)
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