メキシコ製自動車、対米輸出関税は平均15%に USMCA優遇措置で

 メキシコのエブラルド経済相は米国向けに輸出されるメキシコ製自動車の関税が平均15%になると発表した。これは、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に基づく優遇措置により、米国産部品の使用割合に応じて関税が割引されるため。米国は2025年4月から原則25%の関税を導入したが、USMCA加盟国のメーカーは車両ごとに米国産部品の割合を証明することで、非米国産部分のみに25%が適用され、全体の関税負担が軽減される。認証は6カ月ごとに必要で、虚偽申告が発覚した場合は遡って25%の関税が課される可能性もある。メキシコは米国向け自動車輸出の主要拠点であり、今回の優遇措置は他国と比べ大きな競争優位となっている。

(越後)
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