トルコ中銀、年末インフレ見通し24%据え置き

 トルコ中銀は22日、2025年末のインフレ率見通しを24%で据え置いたが、市場予想(30.4%)よりも低い水準だった。2026年末は12%と従来予想を維持。金融引き締めの影響で上場企業の約半数が第1四半期に赤字となるなど、実体経済への負担が強まっている。インフレ率は4月時点で37.9%と依然高水準だが、物価上昇ペースは鈍化傾向にある。通貨リラの急落や政治リスクを背景に、中央銀行は政策金利を46%まで引き上げ、今後も高金利を維持する方針。インフレ抑制への信頼回復が進まない限り、金利の高止まりが続く見通しだ。

(越後)
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