東京外国為替市場概況・12時 ドル円 上値重い

 23日の東京外国為替市場でドル円は上値の重い動き。12時時点では143.55円とニューヨーク市場の終値(144.01円)と比べて46銭程度のドル安水準だった。144円前半で上値が抑えられ、143.54円まで弱含んだ。昨日の海外市場では米国の「トリプル安(株安・債券安・通貨安)」に巻き戻しの動きとなったが、トランプ米大統領の場当たり的な関税政策と「米史上最大の減税」による財政赤字拡大への懸念でドルの上値は重い。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.1314ドルとニューヨーク市場の終値(1.1281ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ高水準だった。新規の手がかりは出ていないが、全般ドル売りが優勢となり、1.1319ドルまで上昇した。

 ユーロ円は12時時点では162.42円とニューヨーク市場の終値(162.45円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル主役の動きとなり、ドル円の下げとユーロドルの上昇に挟まれ、NY終値を中心とした狭いレンジ内で振幅。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.54円 - 144.14円
ユーロドル:1.1279ドル - 1.1319ドル
ユーロ円:162.23円 - 162.63円


(金)
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