ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では143.76円と22時時点(143.55円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。5月米購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想より強い内容だったことが分かると円売り・ドル買いが先行。米国債相場が持ち直した(金利は低下)こともドル買いを促し、23時過ぎに一時143.97円付近まで値を上げた。

 ユーロドルは弱含み。24時時点では1.1277ドルと22時時点(1.1295ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。米経済指標の上振れを受けて、足もとで進んでいた米国の「トリプル安(株安・債券安・通貨安)」を巻き戻す動きが優勢になると一時1.1275ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は24時時点では162.12円と22時時点(162.14円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.81円 - 144.40円
ユーロドル:1.1275ドル - 1.1345ドル
ユーロ円:161.81円 - 163.41円


(中村)
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