NY株見通し-3連休を控えもみ合いか 経済指標は建設許可件数、新築住宅販売件数など
今晩はもみ合いか。昨日は財政赤字拡大懸念を背景に米長期債利回りが上昇したことが重しとなり売りが優勢となったが、その後利回りの上昇が一服したことで買い直された。ダウ平均は146ドル安まで下落後、1.35ドル安(0.00%)とほぼ横ばいで終了し、S&P500も0.32%安まで下落後、0.04%安とわずかながら3日続落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.69%安まで下落後、0.28%高と3日ぶりに反発して終了した。週初来ではダウ平均が1.87%安、S&P500が1.95%安、ナスダック総合が1.49%安とそろって反落ペースとなった。
週末の取引となる今晩は財政赤字の拡大懸念やそれを受けた米長期債利回りの上昇が引き続き相場の重しとなりそうだ。米下院は22日、大型減税や軍事費拡大を含む法案を可決し、法案が上院に送られた。減税法案の成立は株式市場の追い風となる一方、昨日の取引では米3年債利回りが一時5.161%と2023年10月以来の水準まで上昇し、米10年債利回りも一時4.629%と2月12日以来の水準まで上昇した。今晩の取引でも米長期債利回りをにらんだ神経質な展開が予想される。また、来週月曜日がメモリアルデーの祝日で、3連休前の取引となることで様子見姿勢も強まりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは4月建設許可件数改定値、4月新築住宅販売件数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:5月23日、14:00)
週末の取引となる今晩は財政赤字の拡大懸念やそれを受けた米長期債利回りの上昇が引き続き相場の重しとなりそうだ。米下院は22日、大型減税や軍事費拡大を含む法案を可決し、法案が上院に送られた。減税法案の成立は株式市場の追い風となる一方、昨日の取引では米3年債利回りが一時5.161%と2023年10月以来の水準まで上昇し、米10年債利回りも一時4.629%と2月12日以来の水準まで上昇した。今晩の取引でも米長期債利回りをにらんだ神経質な展開が予想される。また、来週月曜日がメモリアルデーの祝日で、3連休前の取引となることで様子見姿勢も強まりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは4月建設許可件数改定値、4月新築住宅販売件数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:5月23日、14:00)