ドル円、143.25円まで強含み 基調インフレ上昇には要注意

 明日の40年債入札前に超長期国債の需給面の懸念後退で、ドル円は一時143.25円まで強含んだ。

 ただ、先ほど日銀が発表した4月の全国消費者物価指数(CPI)に基づく基調的なインフレ率を捕捉するための指標は、刈込平均値が前回の+2.2%から+2.4%、加重平均値が前回の+1.4%から+1.7%、最頻値は前回の+1.4%から+1.8%とそれぞれ上昇している。本日植田日銀総裁がタカ派発言をしたが、基調インフレの高まりを知っていた可能性もあり、今後の植田総裁の発言がより注視されそうだ。

(松井)
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