ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、小安い

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小安い。24時時点では144.39円と22時時点(144.43円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。NY勢の参入後は米長期金利の低下とともにドル売りの動きが強まった。この日発表された米経済指標が全般にさえない結果となったこともあり、米10年債利回りは一時4.43%前後まで低下。ドル円も23時30分前に144.16円まで下押しした。
 なお、米経済指標では1-3月期米国内総生産(GDP)改定値が予想をわずかに上回ったものの、同個人消費や前週分の新規失業保険申請件数は予想より弱い結果となった。

 ユーロドルは小高い。24時時点では1.1350ドルと22時時点(1.1349ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。米金利の低下とともにドル売りが強まった流れに沿って、一時1.1369ドルまで本日高値を更新した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では163.89円と22時時点(163.92円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル絡みの取引が中心となったこともあり、163.90円前後でやや方向感を欠いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.16円 - 146.28円
ユーロドル:1.1210ドル - 1.1369ドル
ユーロ円:163.35円 - 164.26円

(岩間)
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