東京外国為替市場概況・17時 ドル円、底堅い

 30日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。17時時点では144.03円と15時時点(143.82円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。15時頃に144円を挟んで落ち着きのない動きをしたものの、143.70円台では下げ渋った。欧州勢が参入するとドル買いが全般強まり、144.16円まで下値を切り上げる場面があった。
 なお時間外のダウ先物は二桁安で下げ幅を縮小し、米10年債利回りも4.40%台で低下が一服している。

 ユーロドルは伸び悩み。17時時点では1.1338ドルと15時時点(1.1350ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢はドル買いで参入し、1.1328ドルまで日通し安値を更新した。ポンドドルの切り返しにつれて下げ渋る場面もあったが、1.1340ドル台までと戻り幅は限られた。
 なおポンドドルは1.3455ドルまで下押し後に、1.3480ドル台まで持ち直している。

 ユーロ円は17時時点では163.30円と15時時点(163.25円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。総じてプラス圏で推移する欧州株を眺め、163円前半では下げ渋る動きだった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.44円 - 144.22円
ユーロドル:1.1328ドル - 1.1390ドル
ユーロ円:163.11円 - 164.03円


(小針)
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