東京外国為替市場概況・12時　ドル円　じり安の流れ一巡

　2日の東京外国為替市場でドル円はじり安の流れが一巡。12時時点では143.52円とニューヨーク市場の終値（144.02円）と比べて50銭程度のドル安水準だった。先週末の安値143.44円を割り込み、143.33円まで下値を広げた。時間外取引の米10年債利回りが先週末NY引けの水準より上昇して推移していることもあってか下落の勢いを緩め一時143.60円付近まで戻したものの、強い反発力は感じにくい。

　ユーロドルは上昇一服。12時時点では1.1364ドルとニューヨーク市場の終値（1.1347ドル）と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。1.1382ドルまで上値を伸ばした。しかし先週末の高値1.1390ドルを抜けて上昇するまでには至らず。1.1360ドル台へ下押した。

　ユーロ円は12時時点では163.10円とニューヨーク市場の終値（163.46円）と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れて163.10円まで下値を探った。ドル円が下向きの流れを緩めたことからユーロ円も下落の勢いを落ち着かせたが、今度はユーロドルの下押しが重しとなり、163.09円までわずかながら下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：143.33円　-　144.17円
ユーロドル：1.1341ドル　-　1.1382ドル
ユーロ円：163.09円　-　163.62円

（関口）