欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、買い戻し

 9日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し。22時時点では144.63円と20時時点(144.17円)と比べて46銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.50%台まで一転上昇したことやロンドンで開催される米中閣僚級通商協議への期待感などから、144.69円前後まで強含みに推移した。
 ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は、「米中協議が順調に進めば、米国は輸出規制を解除する。米中協議での進展を間違いなく期待している」などと述べた。

 ユーロドルは頭が重い。22時時点では1.1400ドルと20時時点(1.1419ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りの上昇を受けて、1.1396ドル前後まで弱含みに推移した。

 ユーロ円は下値が堅い。22時時点では164.88円と20時時点(164.63円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて、164.99円前後まで強含みに推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.98円 - 144.95円
ユーロドル:1.1392ドル - 1.1439ドル
ユーロ円:164.55円 - 165.23円

(山下)
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