英失業率4.6%に上昇、賃金上昇と雇用減速が鮮明に
4月までの3カ月間で英国の失業率は4.6%に上昇し、2021年半ば以来の高水準となった。賃金上昇率は前年比+5.3%と依然高く、イングランド銀行(BoE)のインフレ目標2%を大きく上回っているが、予想よりやや鈍化した。5月の雇用者数は10万9,000人減と、コロナ禍以来最大の減少幅を記録。全体として雇用環境の弱さが浮き彫りになっており、今後の景気下支え策や利下げペース加速への期待が高まっている。
(越後)
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