ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドルは上値が重い

 16日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上値が重い。2時時点では1.1584ドルと24時時点(1.1591ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングにかけたドル買いの影響が残り、戻りの鈍い展開が続いた。NY勢の参入後に4.40%割れまで低下した米10年債利回りが持ち直したのもドル買いを促し、1.1580ドル割れまで下押した。
 なお、一部の独紙が「欧州連合(EU)は条件付きで、米国の一律10%関税を受け入れる用意がある」と報じた件について、欧州委員会は「憶測記事であり、現在の協議状況を反映していない」と否定したもよう。

 ドル円はじり高。2時時点では144.17円と24時時点(144.05円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。ロンドンフィキシング後も底堅さは継続。米10年債利回りが4.42%台まで切り返したことも支えに、一時144.23円前後まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は2時時点では167.00円と24時時点(166.97円)と比べて3銭程度のユーロ高水準。167円を挟んで上下が続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.65円 - 144.75円
ユーロドル:1.1524ドル - 1.1615ドル
ユーロ円:165.91円 - 167.22円


(小針)
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